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歯を強く再石灰化し、虫歯リスクを下げるフッ素ケアを習慣化しよう!

コラム 本田歯科のこと

フッ素は、ミネラルの一種です。

歯質の強化し、むし歯の原因菌が活発になるのを防ぎ、むし歯の発生を抑えます。

もともと自然界ではあらゆるところに存在し、海水や海の中に住む魚介類、海草、また乾燥したお茶の葉などにフッ素が含まれています。そのため通常の使用で有害性はありません

本記事では、歯を強くするフッ素の効果をご紹介します。

 

むし歯のリスクを下げる?

1. むし歯菌の働きを抑える

フッ素の歯に対しての効果として最も重要なことは

むし歯菌の働きを抑えて、歯を溶かす酸を作らないようにすることです。

また、むし歯菌の栄養である糖の取り込みを邪魔して、菌が歯にくっつき易くするための“ネバネバ物質”を作るのを抑えます。

 

2. 酸に負けないための歯質強化

他にもフッ素には働きがあり、

 

  • 耐酸性向上

歯の表面を構成するハイドロキシアパタイトから、歯を溶かす酸に強いフルオロアパタイトを作り歯を硬く丈夫にします。

 

  • むし歯への抵抗性

歯の表面の弱い箇所を修復してより強くします。

 

 

再石灰化とは?

フッ素は、唾液の中のカルシウムイオンやリン酸イオンと共に、むし歯菌の出す酸で溶けかかった歯の表面に付き修復します。

 

これを再石灰化と呼び、初期のむし歯は再石灰化により修復される事もあります。

 

どうやってフッ素を取り入れる?

フッ素を生活に取り入れるにはいくつか方法があります。

 

歯科医院でのフッ素塗布

歯科でしか扱えない高濃度のフッ素を直接歯に塗布します。定期的に塗布する事で継続的に歯を強くする事ができます。塗布後30分から1時間は、飲食を控えるとより効果を発揮します。

 

 

フッ素入り歯磨き粉

歯科医院で扱うフッ素濃度より、低いフッ素を配合した歯磨き粉を毎日使用する事で効果を得られます。歯磨き後のうがいは数回程度にし、1時間から2時間は飲食を控えましょう。

 

 

フッ素洗口

ぶくぶくうがいが出来るのであれば歯が生えた直後から使用する事ができ、年齢により使用量が決められています。比較的、低濃度のフッ素を使用し、歯ブラシが届きにくい所までフッ素を行き渡らせる事ができます。

 

 

より効果を出すには?

効果を十分に発揮させるには、継続的に使用する事が最も大切ですので、ご自分にあった方法で継続していってください。

 

まとめ

フッ素は定期的に使用することで歯を丈夫にする事ができますが、あくまで歯を丈夫にする事が目的です。むし歯にならない為に、定期検診を受け、日々の食生活やブラッシングで歯を守る習慣を付けましょう。

 

ご自身に応じた適切な使用量・使用頻度については、当院でご案内させていただきますのでお気軽にご連絡ください。

 

 

執筆者: 歯科衛生士 清水

本田歯科クリニック
075-645-7070

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