欧米人はなぜ歯がきれいなのか?生まれつきではなく意識の違いだった!?
コラム 本田歯科のこと
2021.11.23
目次
欧米人は口元がきれいな人が多い?
今年の夏に盛り上がったオリンピック!
様々なスポーツを観ていて思ったのですが、欧米人の選手の口元がきれいな方が多いことに驚きました。
普段から観光で訪れた海外の方を見ても、口元がきれいな方の笑顔が素敵だなと思うことが多いです。
俳優や女優、モデルなど、人から見られる職種であればキレイにするのも分かりますが、一般の方まで口元がきれいなのは何故でしょうか?
先天的な要因と意識の違い
先天的に欧米人は骨格が日本人よりも大きく、歯の形が平面的で小さいため、歯がガタつかずに並びやすくなっています。
それに比べて、日本人の顎は小さく歯は丸みがあり大きい為、うまく収まりきらず歯並びが悪くなることが多いようです。
日本では、八重歯は可愛らしい印象をもつことが多いですよね!
しかし、海外ではドラキュラや魔女など悪いものを連想し、マイナスの印象が強いようで八重歯は治すものと考える人が多いようです。
その為、幼いころから歯列矯正をすることが当たり前という意識が根付いているのです。
治療費が高額
みなさん、矯正をすると聞くと“高額なもの”や“保険が効かないもの”と連想する方が多いと思います。
日本では矯正は自費診療として行われ、おおよそ10万円〜150万円ほど費用がかかるそうです。
金額に大きな差があるのは、歯並びや噛み合わせの状態によって使用できる装置や治療期間が変わってくるため、個人によって異なるためです。
欧米では、歯列は治療し整えるものという考えが浸透しているため、勤めている会社から社員の子どもへ矯正治療の金額を負担する保険システムがあるそうです。
個人ではなく社会全体で歯並び等、歯に関しての関心の高さが伺えてきますよね。
子どもの頃から矯正する習慣
歯並びが悪いとマイナスなイメージが付いている欧米では、歯にお金をかけることが一種のステータスになっているため、幼いころから矯正をする習慣ができているそうです。
矯正器具が見えていても、裕福な家庭の子という見方をされるため裏側矯正よりも目立つ表側矯正が好まれているそうですよ!
日本人の口腔ケアの意識が低い?
歯磨きはしていてもフロスは通したことがないという方も多いのではないでしょうか?
歯磨きだけでは歯の汚れは約60%しか取れません。
フロスを一緒に使うことで約80%の汚れを落とすことができます。
フロスを使うことで虫歯予防や歯周病の予防にも繋がります。
矯正だけでなく、日々の歯の磨き方や口腔ケアについても、欧米より日本の方が意識は低いように感じられます。
まとめ
最近SNSなどを中心に、歯ブラシや歯磨き粉等の紹介や歯に関する知識を掲載するアカウントが増えてきて、口腔ケアの大切さや重要性に注目が集まってきています。
しかし、それでも口腔ケアへの意識は欧米や他の国よりまだ低く、歯並びが悪いままにしている人が多いのが現状です。
骨格的にも歯並びが悪くなりやすいので、他の国よりもより一層お口の中の状態を意識し、また歯並びを良くすることで歯ブラシの当てやすさが変わり、虫歯や歯周病の予防にも繋がっていきます。
歯並びを良くするのは見た目(審美)的な面だけでなく、自身の健康上にもとても重要になってきます。
気になることがあれば、ぜひ本田歯科クリニックへお越しください!
矯正の先生や、衛生士と共にきれいな口元を目指していきましょう!
※一部個人の見解が含まれます
執筆者: 受付 関口
本田歯科クリニック 京都本院 外来
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