「歯磨きは一日に何回?」適切な歯磨きの頻度について
コラム
2024.5.29
みなさん毎日歯磨きをされていると思いますが、
「一日に何回ぐらい歯磨きをしますか?」
「理想の歯磨きのタイミングはいつだと思いますか?」
今回は、普段日課として行っている歯磨きについて、理想の頻度や歯磨きの重要性についてお話ししたいと思います。
目次
歯磨きは食後すぐ
まず、食後直ぐのお口の中は細菌がたくさんいるとお考え下さい。
そのままにしておくと、糖質が歯垢中の細菌に分解され、むし歯の原因になってしまいます。
一般的には、
食後3分以内に歯磨きをするのが良いと言われています。
ただ、お酢の飲料や炭酸飲料、みかんなど柑橘類の酸性の強いものを摂った後すぐは歯の表面が、わずかに溶けた状態になっています。
歯の表面が溶けた状態で、歯磨きをすると歯ブラシで傷付けてしまう心配があります。
わずかに溶けた歯の表面が、
唾液の中和作用により元に戻るまで30分が必要と言われています。
食後30分も歯磨きをするのを待っていると、むし歯の原因となってしまいます。
ですので、お食事の際に、酸性の強い飲食物を摂取した後は、一度お水やお湯でお口をすすいで希釈させてから、歯磨きをするようにしましょう。
大切なのは寝る前と起きた後
寝る前と起きた後に歯を磨くことはとても大切なことです。
夜、お口の中に食べカスや歯垢が残ったまま寝てしまうと、寝ている間にそれらを餌にして細菌が増殖し、むし歯や歯周病になるリスクが高まります。
食べカスや歯垢をきちんと取り除いておくためにも、就寝前の歯磨きは特にしっかりと丁寧に行いましょう。
次に、起床後の口腔内はどのような状態でしょうか?
唾液には細菌の増殖を抑え、歯を守る作用があります。
ですが、就寝中は唾液の分泌量が減り、口腔内は乾燥しやすくなります。
起床後は、乾燥したお口の中で、唾液で流されにくくなった常在菌が活発になり、細菌が一気に増えてしまっている状態になっています。
歯磨きをせずに、
そのままの状態で朝食を食べるということは、お口の中で繁殖した細菌を食事と一緒に体内へ取り込んでしまっているということになります。
恐ろしいですよね。
ですので、
起床後は細菌の繁殖をなるべく早く防ぐためにも、朝食の前、起きて直ぐのタイミングで歯を磨くことをおすすめします。
また、起床後直ぐの歯磨きは、
汚れを除去し綺麗にするだけではなく、舌や歯茎に刺激を与えることで、脳を活性化させ朝の目覚めを良くする役割も果たすため、特に朝が弱い方、起床後もなかなか目が覚めない方には一石二鳥なのです。
朝は起床直後と朝食後の2回?
しかし、なかには
「起きた直後と朝食後、2回磨く方が良いのでは?」
と考える方もいらっしゃると思いますが、歯の磨き過ぎは口内の乾燥にも繋がります。
さらに、強い力でゴシゴシ、一生懸命磨いてしまうと歯茎が傷付き、下がって歯の根元が露出してしまう可能性もあります。
それだけでなく、強い力を与え続けると、歯の表面のエナメル質が徐々に削れて薄くなって、外からの刺激が伝わりやすくなり冷たいものがしみるなど、知覚過敏を引き起こす原因にも繋がります。
ですので、
歯の磨き過ぎや、強すぎる力での歯磨きには注意が必要です。
「朝は歯を磨く時間がない、、、」
どうしても朝の時間帯は忙しく歯磨きをするのは難しい、という方は、歯磨きの代用とはなりませんが、せめて水や、洗口液でお口をすすぐようにしましょう。
寝起きの不衛生な口腔内を短い時間でさっぱりと清潔にすることが出来ます。
まとめ
普段から、食後や寝る前にはしっかりと、そして出来る限り優しく丁寧に歯を磨き、食べカスや歯垢を落とすことがなによりも大切です。
そのことを意識し、習慣づけることから始めてみてください。
- 歯の磨き残しを無くしたい
- 正しい歯磨きの方法が知りたい
- お口に合った歯ブラシを知りたい
などがあればぜひ、歯科医院でおすすめのケア方法を聞いてみてください。
歯と歯茎の隙間や、歯と歯の間は、気づかないうちに歯周病になっていることもあります。
定期的に歯科医院でのクリーニングを受けて、これからもお口の健康を守っていきましょう。
執筆者: 歯科衛生士 檜物
本田歯科クリニック 京都本院 訪問
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